奇才マット・キッシュ×翻訳家・柴田元幸が贈る
新しい文学のかたち
2015年12月20日発行予定
592ページ / 四六判 / 並製
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ある日、図書館員マット・キッシュは、自分がいちばん愛する小説、ハーマン・メルヴィルの『白鯨』の全ページにイラストをつけることに決めた。シグネット・ペーパーバッ ク版を使えば552ページ、毎日一枚、デジタルではなく、紙やインクを使って作り、そのページの核となる一文、一フレーズを添える。それは芸術への欲求を満足させるための、純粋に愛の行為だったーー(柴田元幸 MONKEY Vol.3より)
アメリカ文学史上の最重要作品と言われ、時代をこえて読み継がれてきた『白鯨』が、迫力と独特のユーモアのある絵と、名翻訳家・柴田元幸の翻訳によって生まれ変わりました。圧倒的な想像力による絵と文学の競演をお楽しみください。
マット・キッシュ Matt Kish
1969年生まれ。オハイオ在住。カフェテリア料理人、病院受付、書店長、英語教師などを経て図書館員に。2011年に本書を刊行後、2013年にコンラッドの小説『闇の奥』に絵を描いた Heart of Darkness を刊行。現在は自身のウェブサイトやFacebook、展覧会で作品を発表し続けている。
http://www.spudd64.com/
柴田元幸 Motoyuki Shibata
1954年生まれ。翻訳家。東京大学特任教授。著書に『アメリカン・ナルシス』『ケンブリッジ・ サーカス』など。訳書にオースター『幽霊たち』、ダイベック『シカゴ育ち』、ミルハウザー『ある夢想者の肖像』など多数。編訳書に『ブリティッシュ&アイリッシュ・マスターピース』などがある。現在、文芸誌「Monkey」の責任編集を務める。