ジャック・ロンドン『火を熾す』(柴田元幸翻訳叢書)

ジャック・ロンドンは小説の面白さの原点だ

短編小説の名手、ジャック・ロンドン。バラエティーと意外性に満ちた作品群のなかから、柴田元幸が9篇を精選、読者に贈る


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2008年10月2日発行

ジャック・ロンドン『火を熾す』(柴田元幸翻訳叢書)

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2,310円 (うち税 210円)

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目次

○ 火を熾す
○ メキシコ人
○ 水の子
○ 生の掟
○ 影と閃光
○ 戦争
○ 一枚のステーキ
○ 世界が若かったとき
○ 生への執着

訳者あとがき

...............................................................................................................................

本書では、一本一本の質を最優先するとともに、作家の多様性も伝わるよう、ロンドンの短篇小説群のなかから9本を選んで訳した。……ロンドンの短篇の終わり方は、個人的に非常に面白いと思っていて、時にはほとんど冗談のように、それまでの展開をふっと裏切って、ご都合主義みたいなハッピーエンドが訪れたりする。そうした勝利の「とりあえず」感が、逆に、人生において我々が遂げるさまざまな勝利の「とりあえず」さを暗示しているようでもいて、厳かな悲劇的結末とはまた違うリアリティをたたえている気がする。__「訳者あとがき」より

◆新聞・雑誌の書評欄で話題!◆
池澤夏樹氏(週刊文春)、福岡伸一氏(読売新聞)、湯川豊氏(毎日新聞)、鴻巣友季子氏(朝日新聞)、豊崎由美氏(本の雑誌、ダカーポ、GINZA)他

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