ヘミングウェイの決定版19篇
『清潔な、明かりの心地よい場所』『殺し屋たち』『君は絶対こうならない』『死者の博物誌』……誰よりもシンプルな言葉で、誰よりも深い世界を描く。柴田元幸の新訳で贈る、まったく新しいヘミングウェイの短編集
2012年11月27日発行
2019年7月待望の重版が決定!
今年、生誕120周年を迎えるアーネスト・ヘミングウェイ。
その生誕を記念し、長らく品切れとなっていた
『こころ朗らなれ、誰もみな』の重版が決定しました。
同じく品切れとなっていた
『ブリティッシュ&アイリッシュ・マスターピース』の重版も決定し、
柴田元幸翻訳叢書シリーズ全6巻が入手可能となりました。
同書はもちろん、この機に、ぜひシリーズのご購入もご検討下さい!
*重版分は7月17日頃の発送を予定しております。
目次
○ 清潔な、明かりの心地よい場所
○ インディアン村
○ 殺し屋たち
○ 死者の博物誌
○ 君は絶対こうならない
○ よその国で
○ この世の首都
○ よいライオン
○ 闘う者
○ 兵士の地元
○ 雨のなかの猫
○ ギャンブラー、尼僧、ラジオ
○ 蝶と戦車
○ 世界の光
○ いまわれ身を横たえ
○ こころ朗らなれ、誰もみな
○ 心臓の二つある大きな川 第一部
○ 心臓の二つある大きな川 第二部
○ 最後の原野
訳者あとがき
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二十世紀なかばから後半にかけてアメリカで作家になろうとした人たちにとって、ヘミングウェイの書き方をまったく意識しないことはおよそ不可能だった。……そういった影響力で考えると、むろん長篇も大事ではあれ、ヘミングウェイの場合、決定的に重要なのはやはり短篇ではないかと思う。__柴田元幸