串田孫一にとって旅は最良の創造の泉だった。
山に魅せられたその生涯八十九年間の人生。 登った山の数を想像することは愚かなことに違いない。
リコーダーやハープを奏でる音楽家であり、 画家として多くの絵を残し、そのセンスで装幀もこなし、 休日には大工職人にもなる。
家庭にいるときは植物図鑑を片手に散歩に夢中になる市井の人でもあった。
思い考えそして登る。
自然という結晶が串田孫一を生成していった。
夜空で微笑む星のようなひとつひとつの思い出を繋ぎ、
ここに串田孫一のABCという星座を刻む。
串田孫一 「山」「都市」絵葉書セット
[山]
[都市]
2017年11月20日発行予定
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CONTENTS
009
TRAVELOGUE
串田孫一
018
月に歩く 断想ノートより
串田孫一
Alpe アルプが蒔いた種
026
document
夢の荒野を駆ける
『アルプ』博物誌 創文社と精興社をめぐる
Bookshelf 創作の鬼がいっぱい
Cabin つつましい小屋暮らし
Desk 机のまわりの神様
Essay エッセイ
034
『島々谷の夜』串田孫一
Father 父の存在
Garden 庭の博物誌
Home 家はコスモス
042
interview
串田美衣子 問われ語り
聞き手・写真=串田明緒
048
interview
串田光弘 父との記憶
050
dialogue
対談 串田和美 串田光弘
書き残した言葉
Illustration 変幻自在の絵
Jaunt 山へ遊ぶ
Kenji Miyazawa 追走の宮沢賢治
Last 最期の日記
Master 師 渡辺一夫
Notebook 創作の糧
Outfit 旅支度はいつでも
069
dialogue
『雪の尾根』 串田孫一
Pen name 匿名
Quest 探求
Radio ラジオ
Sketchbook 母なる大地
Travel 旅の軌跡
Urban 都市を描く
Viewpoint 晴れたら山並みが見える
Walk 森へ行くために
X factor 海は蜃気楼
Young 若き日の哲学
Zine 出発は同人誌
092
NORTHEN LIGHTS
「北のアルプ美術館」探訪
思索の時
山崎猛 串田孫一への憧れ
098
STORY
串田和美
断想『父 孫一のこと』
104
biography
105
epilogue
―――――――――――――――――――――――――――
003
for Readers
107
冬の山歩き
112
風の民、デロの山へ
写真と文=赤阪友昭
120
THE NORTH FACE
未来に残したい風景 第3回
パキスタン・キルギット地方
写真と文=阿部裕介
126
EXPLORING TOYAMA
七つの小さな冒険
写真=加治枝里子 文=櫻井卓
134
KOZA COLOR
ゲート通りの看板文化
138
SEA TO SUMMIT
新潟が誇る大自然を巡る旅へ
141
夜に火を灯す
ペレットストーブのあるところ
142
Crazy Quilt
第3回
ドイツの老女が
ビキニを頭の上にのせて乾かしていた
朝吹真理子
148
水草物語 池田晶紀
第16回 小さな部屋
150
最初の一歩 第63回
タイの恋人 東陽片岡
絵=カワシマナオト
154
谷川俊太郎 詩
ハダカだから
絵=下田昌克
158
TRAVEL WITH GUITARS
ギターとともに旅に出る