命のやりとりを見据える井上雄彦の旅は、どこへ向かうのか。火の国を越えて、水の里へ。そこから、さらなる物語が生まれる
漫画家井上雄彦は、『バガボンド』の果てしない殺傷を通して、人が生きることを描いている。タイトルの『バガボンド』は漂泊者であり放浪者。それは主人公が途上にあることを意味する。火が、水が、旅人を誘うのだ。彼とともに諸国を歩く。命の源を教わるために
2008年4月10日発行
■ document 井上雄彦との道行き__文=新井敏記
■ conversation 対談 井上雄彦×伊藤比呂美 命のやりとりを見据える
■ 井上雄彦への19の質問
第2特集 日本の水
■ introduction 天然水が育む大地の物語__写真=阿部稔哉
■ document 飲水思源__文=駒沢敏器
■ conversation 鶴田真由 水のあるところには、人の暮しのすべてがある。
■ document 水のある風景にゆこう
<その他のラインナップ>
・トラベルガイド ホンマタカシのグッデイ!
地図は歩いてつくる(レイキャビクアイスランド)
・単独行~冒険家神田道夫に捧ぐ~ 木原千佳/石川直樹
・藤原新也「日本浄土」~金沢~
・とーあんしやさ[琉球料理の記憶と味の物語7] 文=駒沢敏器 写真=関博
・最初の一歩 第27回 山努
・瀬戸照「山水踏日」 第12回 ブクブク泡と春の声