料理と器のエッセイ&写真集、第2弾!
坂田阿希子の料理に合わせて、皆川明が器を選び、景色を作る。
20のメニューについてのエッセイ・写真・レシピで構成される一冊です。料理はエビフライや豚汁などの定番から、ボルシチやガスパチョ、レモンパスタなど挑戦したい憧れのメニューまで。そこに作家の一点ものやアンティークなど個性豊かな器を、皆川が自身のコレクションからセレクトし、一皿の“おいしい景色”が完成します。 その一皿の写真とともに、各料理についての思い出やエピソードを綴ったふたりのエッセイをご堪能ください。
雑誌『SWITCH』連載の単行本化、2022年刊行の『おいしい景色』に続く第2弾。
B5変形
176ページ
2024年11月1日発行
目次
はじめに 坂田阿希子 3
エビフライ 紺野乃芙子さんのやちむんの皿 8
酸菜白肉鍋 安藤雅信さんの深い器 16
ミモザサラダ 岩田圭介さんのお皿 24
フルーツポンチ フランスアンティークのガラスの器 32
ガスパチョ 小澄正雄さんの羽反鉢 40
汁なし担々麺 三谷龍二さんの白漆椀 48
きゅうりのピクルス ピーター・アイビーさんのジャー 56
ロールキャベツ 皆川明のフォレストココット 64
新米おにぎりと豚汁 紀平佳丈さんの蓮弁皿 72
ローストチキン GOGデザインのアラビアのプレート 80
レモネード レナタ・ヤコヴレフさんのグラス 88
ボルシチ 大嶺實清さんの鉢 96
いちごのキューブサンド 日本の古いフリルの平皿 104
ポークカツレツ さざ波模様の黒いガラス皿 112
クラブハウスサンド 安藤雅信さんと皆川明の“風のお皿” 120
梅角煮 大嶺實清さんの水玉の器 128
トマトサラダ サンフランシスコで買った真鍮の大皿 136
レモンのパスタ 高橋禎彦さんの吹きガラスの平皿 144
ステーキフリット 小山剛さんの漆の平皿 152
フルーツケーキ ロイヤルコペンハーゲンの桃の器 160
おわりに 皆川明 170
<著者プロフィール>
坂田阿希子(さかた あきこ)
料理家。料理研究家のアシスタントを経て、フランス菓子店、フランス料理店で経験を積み独立。洋食を中心に幅広いジャンルの家庭料理や洋菓子を得意とする。2019年から代官山ヒルサイドテラスで「洋食 KUCHIBUE」を営業。同店では料理教室も開催している。2022年には地元の新潟県見附市にお菓子工房「BONJOUR KUCHIBUE」をオープン。『わたしの料理』(筑摩書房)など料理に関する著書多数。
皆川明(みながわ あきら)
デザイナー。ファッション・テキスタイルブランド「minä(現minä perhonen)」を設立。日常に寄り添う普遍的なデザインを目指しものづくりをおこなう。2019年から始まった『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』が東京、兵庫、福岡、青森、台湾を巡回後、韓国にて『minä perhonen design journey: the circle of memory』を開催。2024年には皆川のデザインと繋がりが深い北欧の、スウェーデン国立美術館でも展覧会『DESIGN = MEMORY』が開催された。