弟・泰蔵の生きた証を兄・征太郎は作品へと刻む。
画家 黒田征太郎と陶芸家 黒田泰蔵の最初で最後の共作
黒田征太郎 白磁原画1枚付
特別版BOXには黒田征太郎直筆イラストレーション入り
*原画および外箱の絵柄はランダムとなります。
*原画および外箱の返品・交換は受け付けておりません。あらかじめご了承ください。
2023年7月7日発行
2021年4月13日、陶芸家の黒田泰蔵が75歳でこの世を去った。
兄で画家の黒田征太郎は弟・泰蔵が半生をかけてたどり着いた白磁作品を来る日も来る日も描き続けた。悲しみに暮れる日々を過ごすのではなく、弟の愛した自らの絵で弟の生涯の極致を描くこと。それこそが兄がえらんだ追悼だった。
悼みを忘れることで、残された人は前に進むことができる。それならば俺は、弟を失った悼みも抱え続けて生きてやろう。
征太郎は泰蔵の生きた軌跡を、その記憶とともに1つの作品集へと綴じた。
喪失の哀しみ、忘却の悔しさにあらがうように。
画家 黒田征太郎と陶芸家 黒田泰蔵、兄と弟、1度きりの共作をここに。
【セット内容】
①黒田征太郎 白磁画(原画)
黒田征太郎が黒田泰蔵の白磁を描いた原画を、すべてのBOXに1枚封入します。
*絵柄はランダムとなります
②ムック『White Album』
黒田征太郎が黒田泰蔵の白磁をベースに制作したアクリル作品をフォトストーリーで紹介。さらに泰蔵が生前に兄・征太郎について語ったインタビューほか、2019年に征太郎が伊豆高原の泰蔵のもとを訪れた様子をドキュメントで掲載します。
黒田征太郎が黒田泰蔵の記憶を綴った直筆ノートを完全再現。
・特別版(直筆イラストレーション入りBOX)
・通常版(無地)
*中身のセット内容に違いはございません
*特別版の絵柄はランダムとなります
黒田征太郎(くろだ せいたろう)
1939年大阪府大阪市生まれ。画家、イラストレーター。1961年に早川良雄デザイン事務所勤務を経て、1966 年渡米。帰国後の1969年に長友啓典とケイツー (K2) を設立。1992年にニューヨークにアトリエを構え、国内外でライブペインティングや壁画制作など幅広く活動。2009年より拠点を北九州市門司区に移す。著書に『KAKIBAKA』『戦争童話集・全4 巻』『教えてください。野坂さん』など多数。絵本も数多く手がけており、詩人・谷川俊太郎との共著『じべた』ほか、近著に作家・池澤夏樹との共著『ヤギと少年、洞窟の中へ』がある。
黒田泰蔵(くろだ たいぞう)
1946年滋賀県能登川町生まれ。陶芸家。1967年、渡仏先で出会った陶芸家の島岡達三の紹介でカナダ・ケベック州の陶芸家ゲータン・ボーダンに師事、陶芸を始める。1978年製陶会社シアルでブランディングディレクターを務めたのち、1980年に帰国。翌81年に静岡県松崎町にて築窯。1984年渋谷パルコ・コートⅢに「セラミックスタジオTAIZO」を構える。1991年に白磁作品の制作を開始し、生涯にわたってその極地を探求する。作品集に『White Porcelain』『Taizo Kuroda』『A day in February with light』ほか、著書に『黒田泰蔵 白磁へ』がある。2021年逝去。
*原画および外箱の絵柄はランダムとなります。
*原画および外箱の返品・交換は受け付けておりません。あらかじめご了承ください。
*本商品、ならびに原画および外箱の転売行為は固く禁じさせていただきます。