友だちと自然を分かち合うと、顔に暖かい風が吹いてくる
「言葉」と「絵」のコラボレーションでお届けするシリーズ“RAINY DAY BOOKS”第2弾。
星野道夫の盟友、クリンギット族のボブ・サムが創った物語を、詩人・谷川俊太郎が翻訳、画家・下田昌克が挿画を担当した。みずみずしい言葉で綴られた、自然への讃歌
2009年9月11日発行
目次
○ 序詩「いきとかぜ」谷川俊太郎
○ かぜがおうちをみつけるまで
あとがき
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どんなものにもこの世界のどこかに〈うち〉がある、それを忘れずにいるのは大事なことだ。自分がしていることを、誰も気にかけてくれないなどと感じてはいけない。生きていくためにヒトは心を通わせることが大切だ。友だちと自然を分かち合うと、顔に暖かい風が吹いてくるような気がする。この世界はすべての生きとし生けるものが分かち合う〈おうち〉なのだ。__ボブ・サム「あとがき」より