特集:猿もうたえば
文芸誌「MONKEY」21号目は「うた(詩・声・歌)」の特集。アメリカの近現代詩から、ロックやブルースの歌詞、アメリカ・インディアンの口承詩、日本の説話文学までを射程に、言葉にいかに生命が宿るのか、声にする/耳で聞く“うた”としての「詩」に焦点をあてる
【主なコンテンツ】
特集 猿もうたえば
アメリカ近現代詩・選(選・訳 柴田元幸)
エミリー・ディキンソン/ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ/アレン・ギンズバーグ/ウォルト・ウィットマン/チャールズ・ブコウスキー/スチュアート・ダイベック
【書き下ろし小説】ブレイディみかこ「Everyday is like Sunday, isn’t it?」
ザ・スミスのフロントマン、モリッシーの歌にインスパイアされて生まれた物語。
【評論】グリール・マーカス「消える、忘れる――“最後のやさしいことばブルース”ジーシー・ワイリー」(訳 柴田元幸)
【インタビュー】声の詩人 ジェローム・ローセンバーグ(文 宮尾大輔 写真 若木信吾)
【評論】金関寿夫『アメリカ・インディアンの口承詩』
特別対談①西崎憲+柴田元幸「音のいいバンドは歌詞もいい?
―『全ロック史』をめぐって」
特別対談②伊藤比呂美+柴田元幸「そこから聞こえてくる声
―語り物、口承詩、翻訳、朗読」
連載 イッセー尾形「暗黙の深海」76枚一挙掲載
古川日出男 / 川上弘美 / 岸本佐知子
【オンラインストア特典】
バリー・ユアグロー超短篇『猿たち』
柴田元幸手書き翻訳原稿
A6サイズ 8P
アメリカの作家バリー・ユアグローが都市封鎖状態の続くニューヨークで描いた超短篇『猿たち』。特殊な状況下だからこそ誕生した貴重な同作の、柴田元幸による手書き翻訳原稿を小冊子にしてお届けします。
ISBN:978-4-88418-5374
2020年6月15日刊行