角田光代は旅をする人である。
移動を駆ることで物語のモチーフを紡いでいく作家である。
彼女が育んだ風景や出会った人々の美しい吐息がエッセイとなったーー
雑誌「SWITCH」で5年間にわたり角田光代が綴った、
トラベルエッセイ連載「オリオリ」が待望の書籍化!!
旅先の街角で昔の「私」に遭遇する美しい表題作「大好きな町に用がある」をはじめ、馴染みの街との歯がゆい距離感を綴った「少しだけ片思い」、旅行者の視点で日本文化に思いを馳せる「トイレの日本化はあるか」など、バラエティ豊かな全27篇のエッセイを収録。
特設ページにて角田光代インタビューを公開中!
2019年2月28日発売
ISBN:978-4-88418-464-3