2018.7.4@RainyDay Bookstore&Cafe
『猫はしっぽでしゃべる』刊行記念
田尻久子+川内倫子トークイベント
熊本の〈小さくて不便な本屋〉橙書店。今年、開店10周年を迎えた橙書店の店主・田尻久子の初めてのエッセイ集『猫はしっぽでしゃべる』刊行を記念し、写真家・川内倫子をゲストに迎え、トークイベントを開催します。
撮影で熊本に通ううちに「親友」と呼び合う仲になったというお二人に、それぞれの新刊について、また熊本での撮影の様子や本屋の日常についてお話いただきます。終了後にはサイン会も行います。ぜひご参加ください。
【書籍情報】
■田尻久子 『猫はしっぽでしゃべる』(ナナロク社) 1400円+税
熊本の〈小さくて不便な本屋〉橙書店。店には日夜、地元の常連客をはじめ、全国の本好きたち、人気作家や編集者らが集まるという。看板猫とともに日々店に立ち、人と人、人と本とをつないできた店主による本と猫と記憶にまつわる初めてのエッセイ集。本書で紹介された47冊のブックリスト収録。坂口恭平、川内倫子、伊藤比呂美、渡辺京二による書き下ろしエッセイ小冊子付。
■川内倫子 『はじまりのひ』(求龍堂) 2500円+税
写真家・川内倫子の写真と言葉で話しかける『はじまりのひ』はこどもの時間とおとなの時間がながれる写真の絵本。いのちがひとつ生まれることと、いのちがひとつ終わることは、どこかでつながっている。生きている時間には、大切なものに出会うことも、失うこともある。それらすべては何かがはじまっていく、次の「はじまりのひ」でもある。出産、そして母になる体験を通して芽生えた気づきを、短い言葉と写真で綴り、絵本仕立てにした新しい試みの一冊。
*6月20日発売のSWITCH vol.36 No.7では、田尻久子インタビュー(撮影:川内倫子)掲載予定です。関連書籍は当日イベント終了後に販売いたします。
<プロフィール>
【田尻久子】
1969年熊本県生まれ。熊本県在住。橙書店・オレンジ店主。『アルテリ』責任編集者。会社勤めを経て、2001年喫茶店orangeを、2008年橙書店を開店。2016年熊本発の文芸誌『アルテリ』を創刊。2017年第39回サントリー地域文化賞受賞。本書『猫はしっぽでしゃべる』(ナナロク社)が初めての著書となる。
【川内倫子】
1972年、滋賀県生まれ。2002年『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。個展・グループ展は国内外で多数。主な個展に、「AILA + Cui Cui + the eyes, the ears,」 カルティエ財団美術館(05年・パリ)、「照度 あめつち 影を見る」東京都写真美術館(12年)、「川が私を受け入れてくれた」熊本市現代美術館(16年)などがある。17年に国際写真賞「プリピクテ」の最終候補に選出され、V&A美術館(ロンドン)を皮切りに世界巡回するグループ展に参加。最新作品集に『Halo』がある。今年、写真絵本『はじまりのひ』を求龍堂より刊行。
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