責任編集:川上量生「スタジオジブリという物語」SWITCH Vol.31 No.12

『夢と狂気の王国』11/16より全国公開 ©2013 dwango

 僕は2011年からスタジオジブリさんにお世話になっています。
 鈴木敏夫さんのラジオ番組に出演した際、勢いで弟子入りを志願してしまってから、もうすぐ3年です。その間、プロデューサー見習いとして、ジブリの映画作りを間近で見てきました。
 つくづく思うのです。ジブリの人たち、特に高畑勲監督、宮崎駿監督、鈴木敏夫さんという3人が織り成す人間ドラマは、その作品と同じくらい面白いのではないかと。
 そこで改めていろいろな人に話を聞きました。
『かぐや姫の物語』のプロデューサー・西村義明さんに高畑監督の話を、鈴木敏夫さんに宮崎監督の話を、ジブリとずっと仕事をしてきた糸井重里さんに鈴木さんの話を。ジブリファンの川村元気さんとはジブリの未来の話をしました。
 現時点での、ジブリのひとつのドキュメントになったと思います。

川上量生

〈プロフィール〉
川上量生
1968年生まれ。株式会社ドワンゴ代表取締役会長。スタジオジブリ・プロデューサー見習い。株式会社カラー取締役。株式会社KADOKAWA取締役。京都大学工学部を卒業後、コンピューター・ソフトウェア専門商社を経て、97年ドワンゴを設立。携帯ゲームや着メロのサービスを次々とヒットさせ、06年には子会社のニワンゴで「ニコニコ動画」をスタートさせる。2010年末にラジオ「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」に出演した際、その場で鈴木敏夫に弟子入りを志願し、11年1月にスタジオジブリ入社。ジブリ初のスマートフォン向け公式ウェブサイト「ジブリの森」を手掛ける。映画『夢と狂気の王国』プロデューサー。『週刊文春』で「ジブリ見習い日記 ときどきニコ動」を連載中。著書に『ルールを変える思考法』がある


SWITCH Vol.31 No.12 特集 スタジオジブリという物語
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Posted on 2013/11/13